不正出血のキーワード

★血の道症とは - 不正出血のキーワード

近年、漢方薬の理論と西洋薬の理論を組み合わせて開発された薬やサプリメントが薬店、薬局の店頭に並ぶようになった。

漢方と言うと東洋の薬、現在よく使われている薬は西洋のヒポクラテス医学に基づく全くの別物と言うイメージがあるが、アレクサンドロスの東征以来、西洋と東洋は常にまじりあい、その文化を構築してきた。

『後漢書』に見られる哲人皇帝マルクス・アウレリウスの記述や、絹の道、我が国の正倉院宝物殿の遺物、ヘブライ人の末裔と呼ばれる羽田氏(宇野氏の説による)等が東西の活発な交流の証左である。

漢方と西洋薬が融合して生まれた薬の好例が血の道症の治療薬だと言われている。血の道症とは、女性の月経にまつわる不調、特に精神的な症状を表す用語で、更年期特有のイライラ、のぼせ、性欲および気力減退などもその領域に含む概念である。

月経にまつわる精神的な不調は従来、心療内科医などによる抗鬱剤や精神安定剤等対症療法的ともいえる処方薬で治療されてきたが、根本原因は生殖機能が正常に動かなくなったことにあり、西洋医学の心療内科単体ではとても完治に到らせられるものではない。

また、これらは、医学のみならず、社会科学領域のジェンダー論(女は生理の所為でカリカリするなどのステレオタイプ)性行為に深く関わる宗教学(治療のために経口避妊薬を使うことは教規に適うかいなかの論議など)など総合的な見地から解決を図るべき問題である。

因みに東洋医学は元は哲学から派生した学問であり、原因ではなく、現状を解決することに長け「検査をしても何が原因だかよく分からないがとりあえず調子が悪い」ことが多い婦人科の問題にも大変強いと言う特徴を有している。

-不正出血のキーワード