不正出血の基礎知識

★不正出血とは

月経は、古事記、聖書と年代の古い歴史的資料にも記述がある女性ならではの生理的現象である。

月経期の約1週間は性器周辺から出血があるが、
これは妊娠のために子宮内膜に蓄えられた栄養と周辺の血液、性器内腔からの分泌液が混じり、体外に捨てられるために起きる現象であり、病的なものではない。

この場合の病的とは、腫瘍形成、もしくは細菌感染などによって器質的な異常を呈し、何の治療もせねば治癒に到らないばかりか、徐々に症状が悪化する可能性のある状態のことである。

不正出血こと不正性器出血とは、本来出血すべきではない時に性器から出血する現象の総称である。

病的であるか否かまた放置しても自然治癒するか、それとも悪化するか、
経血の過多、過少は問わず、月経、妊娠による着床出血、
陰部(古語ではほとと呼ばれることも)の外傷等出血してもおかしくない要因が見当たらないのに出血する場合は不正出血だとみなされる。

性器からの出血自体はおりものシートや生理用ナプキンを使うことでその場は対応できるが、多くの場合出るのは出血症状のみではない。長く出血が続く場合は貧血になる可能性もある。

また原因疾患となる子宮内膜症
子宮内膜増殖症(子宮内で子宮内膜が分厚くなりすぎうっ血する病気)腫瘍性、
がん性疾患等によって性器内壁のびらんおよびうっ血が進むことで出血している場合、
無排卵、着床困難等将来不妊症につながる状態が気が付かないうちに進行していることがある。

命と自分の未来を守るために、早めの受診、適切な対応を心掛けたい。

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