不正出血の基礎知識

★不正出血の原因

「もしかしたら病気かもしれない」最初に不正出血が起きた時には誰しもそう思って慌てるものだ。

しかし、不正性器出血の原因は人によって違い、対処法が異なる。

不正出血には子宮、卵巣、卵管、膣等性器に何らかの疾患が生じ内膜が月経時以外にはがれてしまう器質性出血と、ストレスや身体の発達、もしくは老化の過程で自律神経のバランスが不安定になることによっておこる機能性出血があると言われている。

器質性出血の場合は月経痛等の随伴症状が強くあることも多く、治療はまずその疾患を取り除いたうえで、傷ついた体に体力(と妊娠力)を取り戻させていくことが主眼になる。

しばしば治療のために合成ホルモン剤である低用量ピルが使われるのもこの器質性出血の特徴だ。

性感染症による内壁のただれが原因の場合は、抗生物質や抗炎症剤が投与されることもある。

医師の診察により、不正出血の原因が機能性出血であると判じられた場合は、
基礎体温および、体調変化の記録を継続してつけホルモンバランスの乱れを把握し、食事、睡眠、運動量、室温および湿度管理等の改善をするための生活指導がなされることも多い。
ホルモン療法の他に、体力を補うための栄養剤(鉄、亜鉛、ビタミン、カルシウム等)の投与、体質改善のための漢方薬など絡め手で出血を抑えていく手法がとられることもある。

不正出血の原因が精神的ストレスが大きく関与している場合には
抗鬱剤、抗不安薬、睡眠導入剤(睡眠リズムが整うと肉体のリズムも整うことが多いとされる)の投与と共にカウンセリングなどの心理療法が取り入れられることもあり、身体面、精神面双方からのアプローチがなされるようである。

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