不正出血の基礎知識

★不正出血と年齢

よく似た症状が出ていても、不正出血の裏側に隠れた疾患がある危険度は年齢によって異なると言われている。

適齢期にならないと、精子を作れない(生まれた時には精巣は体の奥深くにあり、成長すると同時に身体の外側に下りてくる)男性とは違い、女性は新生児の状態のときにはすでに卵子のもとである卵母細胞を将来行われるであろう排卵の数に準じて有している。

思春期になり、卵巣卵管、子宮ともに妊娠するのに十分な大きさになると、卵子は成熟し、排卵および月経が起こる。

女性性は学習、発達の上で獲得されるものだと言う定説があるが、生物学的かつ極端な言い方をすれば、少女の体の中で卵が目覚め妊娠に向かって準備をし始めた瞬間が「女と言う性」の誕生の瞬間だと定義できる。

月経がはじまる10代においては、卵巣および子宮の機能が十分に発達しておらず、子宮内膜に栄養を蓄える能力も弱いため、中間期出血が起こりやすいと言われている。

月経周期も乱れやすいうえ、月経の経験自体も少ないため、不正出血と通常の月経を識別できず戸惑う少女も多いようだ。

不正出血が起きた時、特に気を付けるべき年齢は、がんや更年期障害のリスクが高まる30歳以降だと言われている。

がんの中でも婦人科系のがんは比較的発症年齢が若いことが多く子宮頸がんは30代ぐらいから患者数が多くなる疾患だ。

とりあえず、厄年(32歳。肌と心と生殖器の本格的な曲がり角)を過ぎたら、乳がんと、子宮頸がんの検診をまめに受けるようにした方がよいかもしれない。

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