不正出血の対処法

★不正出血と低用量ピル

ピルpillとは本来、薬剤の有効成分にでんぷんや味を改善するための糖を加えて固めた錠剤を示す単語である。

しかし、現在では本来の語意ではなく、公の場では声に出すことが躊躇われる経口避妊薬の呼称の言い換えとして用いられるようになっている。

通常は特に定冠詞を置いて「the pill」と綴る。本来は人為的に卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補い、排卵を抑制し、妊娠できない状態を作り出すために開発された薬である。

しかし、排卵をしないと言うことは子宮内膜が肥大せず、月経が起こらないと言うことほぼ同義であるため、月経前緊張症候群およびその患者の中でも5~8パーセントの人が呈する特に精神症状が酷いPMDD、激しい月経痛が起こる月経困難症子宮内膜症子宮筋腫の症状悪化の予防のために処方されることがある。

ピルは女性ホルモンの含有量によって、高、中、低の3種に分かれるが、血栓やめまい吐き気などの副作用のリスクがあるため、我が国では低用量ピル以外は薬事法によって認可されていない。

子宮内膜症、子宮筋腫(但し重度)は不正出血を引き起こす疾患の中でも特に有名な物であるが、皮肉なことにこれらの疾患を治療するための低用量ピルが不正出血を引き起こすこともある。

服用し始めは突如増えた女性ホルモンに身体が対応しきれないので、様々なトラブルが起きやすいようだ。

多くの場合、数か月でピルの副作用による不正出血はおさまるとされているが、それによって精神的、身体的に辛い状態に追い込まれるようであれば、主治医と相談し、他の治療法がないか模索する必要がある。

どんな薬でも自己判断による服用中止は危険なので、突然病院に通うのを止めたりしないでほしい。

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