梅毒(ばいどく)
セックスによって、毒トレポネーマパリダムに感染して発症します。
症状 感染後3週、3ヵ月、3年、30年と症状が進行し、経過に応じて第1期~第4期に分けられます。
第1期梅毒
3週間の潜伏期間を経て、感染した部位にかたいおできができ、やがて潰瘍になります。
第2期梅毒
感染後、3ヵ月ごろから全身にバラ疹といわれるバラの花びらのような淡紅の斑点やエンドウ豆大の赤褐色の丘疹、脱毛などの症状があらわれます。
第3期梅毒・第4期梅毒
第2期までに治療をしないと約3年後には皮膚、骨、筋肉、内臓にゴムのようなしこりができ、脳や神経にも達すると、歩行麻痺や痴呆のような症状があらわれます。
治療は、ペニシリン系の抗生物質を服用します。
第1、第2期の早期段階で4週間程度服用することで、現在は第3期、第4期梅毒はほとんどみられなくなっています。
HIV感染者は梅毒を高率に合併します。
梅毒が見つかったら、HIV検査も受けましょう。