膣カンジダ症(ちつかんじだしょう)
カビの一種であるカンジダーアルビカンスという菌が腔内に繁殖して炎症を起こします。
性感染症のひとつですが、セックス時の感染以外に、抵抗力の低下や、妊娠時、長期間にわたる抗生物質の服用で真菌が増殖するために起こることもあります。
豆腐やカッテージチーズのような白いボロボロしたおりものが増え、腔の入り口や外陰部に強いかゆみをともないます。
たいていは外陰炎も併発します。
原因としては、皮膚や口、性器に常在しているカンジダが、からだの抵抗力が落ちたときや妊娠時、抗生物質の長期投与したときなどに増殖することが原因になります。
治療は、腔の中を洗浄してから、抗真菌剤を腔の奥に挿入します。
外陰部に炎症を起こしている場合は、抗真菌性の軟膏やクリームを塗ります。
病状は3~5日でよくなりますが、完治までは1週間から10日くらいかかります。
症状がよくなっても、1週間以上は治療をつづけましょう。