
不妊との因果関係を検証。肥満・タバコ・アルコール・ストレスなど
不妊症と肥満との関係
子供が欲しいと願っても、なかなか出来ないという方の中には、辛い思いをしている方もいると思います。
「友達が妊娠したと聞くと、祝福出来ない」「親から、孫はまだかと急かされる」という方もいるでしょう。
自分では、子供を望んでいるにも関わらず、妊娠しないというのは辛いものですよね。
しかし、あまり自分を追い詰めてはいけません。追い詰めてしまったり、焦ってしまうと、ストレスとなってしまいます。
意外にも、不妊には様々な原因がありますから、まずはゆっくりと妊娠しやすい体を作っていくということも大切。
実は、肥満気味の方の場合には、太り過ぎていることが原因となっている場合もあります。
「どうして、太っていると妊娠しないの?」と思いますよね。
太りすぎている方の場合には、ホルモンバランスが崩れている可能性があります。
通常、ホルモンの状態は体重と同じくらいの量となっています。
しかし、太りすぎの場合には、体重と比べるとホルモンが数ない状態となっています。
そうなれば、自然とホルモンバランスが崩れてしまっています。
「子供が欲しいのに、なかなか出来ない」という方の中で、太りすぎと感じている方は、まずは少しずつ体重を落としてみましょう。
体重を落としていくことで、ホルモンバランスの状態が整い、妊娠する可能性もあります。
不妊症と肥満とは、あまり関係ないと思っている方もいると思いますが、女性ホルモンはとても繊細なもの。
「太りすぎかも?」と思っている方は、まずは体重を落としていきましょう。
不妊症とタバコとの関係
不妊症で悩んでいるご夫婦の中には、男女ともにタバコを吸っているという方も多いと思います。
今は、少しずつ禁煙する方が増えてきていますが、中には「なかなか、禁煙出来ない」という方も多いでしょう。
意外にも、喫煙というのは不妊症と深い関係があるんですよ。
例えば、女性の場合には喫煙により、子宮着床障害や卵管障害を引き起こしている可能性もあります。
男性の場合には、喫煙により精子の数が減ってしまっていたり、精子の運動能力の低下を引き起こしてしまっている可能性もあります。
更には、精子の奇形の量が増えてしまっている可能性もあります。
「子供が欲しい」と望んでいるご夫婦の場合には、男女ともに禁煙を行うことが好ましいでしょう。
その他、一緒に暮らしている方がタバコを吸っている場合にも、タバコの煙により影響を及ぼすこともあります。
不妊症の方は、出来るだけタバコの煙を吸わない様にすることも大切といえるでしょう。
もしも、めでたく妊娠したとしても、タバコを吸ってしまった場合には、胎児にも影響を与えてしまうことになります。
先天的異常を来してしまう可能性もありますので、妊娠後にもタバコは吸わない様にする必要があります。
タバコは、体には良いものではありませんから、健康な赤ちゃんを授かるためにも、喫煙者は禁煙を行う様にしましょう。
喫煙することも、不妊症対策のひとつと考えれば、辛い禁煙も乗り切ることが出来るのではないでしょうか。
不妊症とアルコールとの関係
「不妊症で、辛い思いをしている」という方もいると思います。
そんな方の中には、「毎日の様にお酒を飲んでいる」という方はいませんか。
不妊症のストレスから、お酒に走ってしまう方もいるかもしれませんね。
しかし、そのお酒は不妊症と大きな関わりがあります。
そのお酒、我慢してみませんか。
実は、過度の飲酒を行った場合には、女性の場合には、生理不順、排卵障害が起きてしまったり、受胎能力を低下してしまう可能性があります。
男性の場合には、勃起能力の低下の原因や奇形精子の増加の原因となってしまうこともあります。
「どのくらいから、過度の飲酒になるの?」と思われる方もいると思います。
研究結果からは、1週間でワイン5杯以上の量を摂取した場合、受胎能力に影響があることが分かりました。
更に、半年間の調査結果では、飲酒の量が多い方は、妊娠する率が2分の1だったという結果も出ています。
「1週間に、これ以上アルコールを摂っているなぁ」という方は、まずは少しずつ量を減らしていきましょう。
もしも、めでたく妊娠に至ったとしても、飲酒をしている方の場合には、流産してしまう率も高くなってしまいます。
特に、妊娠を望んでいる女性の場合には、日頃のお酒の量は控えた方が良いでしょう。
ストレスでお酒を飲んでいる方もいると思いますが、それは不妊症には逆効果。
ストレスを発散するのであれば、運動をするなどして、妊娠しやすい体作りをする様にすすめていきましょう。
不妊症とストレスとの関係
「子供が出来ずに、悩んでいる」という方も多いと思います。
そんな方の中には、仕事をしながら家事などをこなしているという、女性の方も多いのではないでしょうか。
最近では、結婚をしても仕事を続けている女性も増えてきていますよね。
結婚をしても、仕事を続けられる環境というのは、とても素敵なもの。
しかし、その仕事と家事の両立が、ストレスとなってはいませんか。
不妊症の原因のひとつには、ストレスや疲労なども考えられるんですよ。
専業主婦の方でも、家事のことや、家族のことなどで、何らかのストレスを抱えている方もいるでしょう。
周りからの、「子供はまだ?」なんて言葉にプレッシャーを感じ、ストレスとなっている方もいると思います。
こういったストレスは、ホルモンのバランスを崩してしまうことになります。
また、男性は職場でのストレスを抱えることも多いでしょう。
男性のストレスは、精子の質に影響してきたり、量が減ってしまったり、性欲などが亡くなってしまう原因ともなってしまいます。
「ストレス発散を、上手にしましょう」といっても、なかなか難しいもの。
まずは、自分の好きなことが出来る時間を作りましょう。
好きな音楽を聞く、映画を見る、体を動かす、物を作る、など人によって「楽しい」と感じることは異なりますが、何かしら気分転換となるものはあると思います。
不妊症で悩んでいる方の多くは、常に頭に「子供が欲しい」ということが離れない方が多いと思いますが、一度離れてみる時間を作ることも、大切といえるのではないでしょうか。