生理不順

生理不順の原因と一緒に現れる症状

生理不順の原因は

月経周期が乱れる原因には、子宮や膣等生殖器に子宮内膜症子宮筋腫、性感染症や細菌の侵入による炎症等確実に治療をしなければならない病的なものと、ストレス、冷え、食または睡眠の習慣の乱れ、年齢等それ自体は病気とは言えないものがある。

病気とは言えないと言っても、ホルモンのバランスを崩すこれらの要因に何の対処もせずにいると、生理不順ばかりではなく、生活習慣病や神経症、うつ等心の病気と言ったより深刻な病気にかかってしまう可能性があると言われている。

ホルモンは身体の恒常性などを保つ自律神経と共に身体の機能の調節の役割を担っており、双方ともダメージを受ける原因(たとえばストレス等)が似通っているので、ホルモンバランスが崩れやすい人は自律神経のバランスも乱れやすいと言える。

読者諸姉の中にも生理不順と共に不眠やイライラ、不安などに悩んでいる方がおられないだろうか。医師や栄養士など専門家の助力を得ると改善するかもしれない。

生活習慣による生理不順の中にはダイエットが原因だと推測されるものがある。

様々なダイエット法を我流で試している人も多いようだが、食事量を極端に減らすと栄養失調に、運動量を無理に増やすと過労や筋肉の損傷に陥る可能性があり危険である。

減量はやみくもにするのでは無く、正しい知識と計画性をもって行っていただきたい。

また、生理不順を改善するために行う体質改善は上手にすると脂肪のつきにくい体を作ると言うおまけがついてくることもあるので、まずは崩れてしまった身体の周期を立て直すところから始めよう。

生理不順の人に現れやすい症状

私達が感じる身体の不調には、本格的に治療をしなければいけない病気の症状と、病院に行って薬をもらうまでもないけれど何となく不快な状態、いわゆる未病と呼ばれるものがある。

ホルモンのバランスが崩れ、月経周期が乱れている状態は全身の機能の調節も上手くいっていない状態なので小さな不調が表に出てきやすくなると言われている。

生理不順と共に現われる症状には、冷え、頭痛、月経痛、精神的緊張、体重の急激な増加、汗をかきすぎる等さまざまな種類のものがある。

卵胞ホルモンエストロゲンは肌や髪をなめらかにし肌理を整える機能も持つので、生理不順によって極端に分泌量が減ると、吹き出物や抜け毛、むだ毛が濃くなると言った美容上の問題も生じやすくなる。

生理不順の治療はホルモンのバランスを整える合成ホルモン剤や漢方薬を使って行われることが多いが、ホルモンのバランスが整うにつれて肌もしくは髪の症状もおさまってくると言われている。

肌の状態は生理と同じく内臓の健康の指標。たかが肌と軽視せずに根気よくケアを行ってほしい。

出血量もしくは出血している期間が長い人は鉄欠乏性貧血が起きる可能性がありと言われている。

月経の異常と共に身体に力が入らない、疲れやすい、爪が割れると言った症状が出ている場合は放置せずに病院を受診することをお勧めする。

腸もホルモンバランスの変化に影響を受けるので、便秘や下痢が生理不順と共に出る人もいるそうだ。薬や食事運動等で対症療法をしながら、生理不順も改善していく必要がある。

月経前緊張症候群

だるい、寝つきが悪い、下腹がしくしく痛む、むくむ、急激に食欲がまし抑えられず太る、イライラして人にあたる、何故か散財してしまう、胸が張って普段の下着におさまらない。

こういった生理前の不調を月経のある女性の八割が感じていると言われている。

生理が来て暫くすると自然に消失するこれらの症状を月経前緊張症候群と呼ぶ。

略称はPMS。

その内、程度が重く精神的な症状が目立つ物を月経前不機嫌(不快)障害PMDDと呼ぶ。

虐待やアルコホリック、買い物依存症、突発的な性行為と望まない妊娠等女性の問題行動裏側にこの生理前の不調が関与していると言う指摘をする学者もいる。

読者諸姉の中にも、後から考えるとなんであんなに食べたのか(もしくは買ったのか)分からない、「やってしまった」体験がある方がおられるかもしれない。

もしそれが生理が関与する行動ならば、改善が可能だそうだ。

治療は生理不順の治療と同じように女性ホルモンの合成剤や漢方薬を使用して行われる。

時に向精神薬や睡眠薬が使われることもあるようだ。

PMDDの患者の中には落ち込みが酷く単極性うつや双極性障害(気分が落ち込むうつと気分が異常に高揚するそうが現われる病気)と紛らわしい症状が出る人もいる。

精神の状態はホルモンバランスの影響を大きく受けるので、本当にうつ病になっている人も月経前は症状を強く訴えることがある。

ただし、PMSの人が生理前の時期以外は落ち着いて過ごせるのに対して、うつ病の人は生理前後以外の時期でも不調を感じると言う大きな違いが両者にはある。

うつは治療をしない限りうつのままなのである。

月経困難症

月経時に起きる下腹部の痛みを月経痛と呼ぶ。

ホルモンのバランスが大きく変わるため、多くの女性は月経期に体調の変化を感じる。

その中でも代表的な症状が月経痛である。

人によっては三十七度前後の微熱、下痢、頭痛、悪心、めまい、乳房が張って痛むなどの症状が同時に出ることもある。

月経痛がある人の中には、鎮痛薬を必要としない人もいるが、市販の鎮痛薬を飲んでも痛みが止まらず、日常の業務や学業、家事に従事することができなくなる人もいる。

生理時の不調で生活が立ち行かなくなるほどの症状が出るケースを月経困難症と言う。

よく誤解をされるがちなことだが、生理の時の痛みは出血による痛みではない。

剥離した子宮内膜その他の液体が混ざった経血を外に出そうとして子宮が痙攣することが痛みの原因だと言われている。

月経痛の原因は未だ全貌が分かっていないが、この痙攣には黄体ホルモンが大きく関わっていると言われている。

また、子宮も筋肉の塊であり、交感神経と副交感神経によって緊張と弛緩を繰り返している。

生理不順と同じようにストレスや不規則な生活等によってホルモンのバランスが崩れると、子宮の緊張が取れず痛みが強くなると言われている。

人によっては子宮の緊張が強すぎて、子宮に溜まった経血を排血できず下腹が張ってしまうこともあるようだ。

月経困難症には病的な原因を持つ物と、体質的な問題で起きるものがあり原因にあわせた治療を行うことが大切だと言われている。

更年期障害と生理不順

女性ならば誰でもなる可能性があるのが更年期障害と言う不調である。

四十五歳ぐらいになると卵巣の機能が以前と同じようには働かなくなり、エストロゲンの量が減ることで、体と心に様々な不調が現われるようになる。

身体がほてってかっかする、
周囲に当たり散らしてしまう、
何もやる気が起きない、
太るもしくは痩せる、
むくむ、
肌があれてもともと持っていたアレルギーが悪化する、
耳鳴り、
めまいが出る
と言った症状がよく報告される。

ホルモンのバランスが大きく変わるので、更年期障害には生理不順が伴うことが多い。

月経周期が短くなる人が多いようだ。更年期障害は生理が終了する閉経が近くなったサインであると言われているが、生活習慣や体質によっては二十代後半から三十代という比較的若い年代でも卵巣の機能が低下して十分な量のエストロゲンが分泌されず更年期障害になってしまう人もいる。

これは若年性更年期障害と呼ばれるもので、放置すると不妊その他の体調不良に進行してしまうことがあるため早急に治療をする必要があると言われている。

生理不順に気が付いたらここまで悪化する前に必要なケアをすることが望ましい。

閉経前後は誰でも体の状態が変化するものだが、更年期障害の症状は人によって感じ方が違う。

更年期障害の症状が重くなりやすい人の特徴として普段から真面目で完璧主義人に頼ることを良しとしないと言うものが挙げられている。

仕事をする時と休むときのメリハリをつけ、十分な休息を取ることが更年期障害を酷くしないコツだそうだ。

冷え、コリ、痛み

本項の表題を見て、冷えはとにかく身体のコリや痛みは生理不順とあまり関係ないのではないかと思われた方もおられるかもしれない。

実はこれらの症状は月経前後に現れやすい症状の代表格である。

排卵期と月経期は卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが大きく変化するため、こういった身体的な不調を感じやすい。

特に頭の片側だけが強く痛む片頭痛は女性に多い病気だが、女性ホルモンの分泌量と密接な関係を持っていると言われている。

痛む時期は人によって違うが、卵胞ホルモンが減少する排卵前後や生理前生理中に痛む人が多いと言われている。

生理の時期に起きる頭痛を経行頭痛と呼ぶ。

脳や神経自体に問題がなく、月経が明らかに関与している頭痛の場合ホルモンバランスが乱れ、生理不順があると頭痛も出やすくなるため、生活習慣および体質の改善等で頭痛、生理不順を同時に解消していく必要がある。

冷えとコリはしばしば月経の異常や頭痛と共に現われる。

生理不順がある人の中には冷えではなくのぼせを感じている人も多い。

のぼせは特に更年期障害の代表的な症状だが、中には手足に触ると氷のように冷たかったり、むくんでいたりする人もいる。

こういう場合の熱は身体が冷えて温かい血液が上の方に行ってしまったゆえの「虚熱」であると言われており、のぼせもまた形を変えた冷えだと言える。

片頭痛がある人は温めると血管が膨らんで痛みが増してしまうので温熱やマッサージは厳禁だと言われているが、温めても痛みが増大しない場合は施灸やマッサージを試してみると冷えやコリが取れると言われている。

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