女性の病気Q&A

更年期障害に適した治療法は?

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医師と相談し、自分の状態を考慮し、治療法を選択することがベスト。

更年期のときのさまざまなトラブルは、西洋医学的には、閉経とともに起こるホルモンバランスの乱れといわれます。

35歳を過ぎたあたりから、徐々に月経周期が乱れて不規則になり、やがて閉経を迎えます。

閉経の時期は人によって違い、日本人の平均的な閉経年齢は50歳ごろ。

閉経をはさんだ前後10年間を「更年期」と呼びます。

更年期を迎えるまでは、卵巣から規則的に女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されていますが、更年期になると、脳の視床下部が卵巣にエストロゲンを分泌するように指令を出しても、卵巣は機能が低下しているために分泌できなくなっています。

そこで、出なくなってきたエストロゲンを分泌させようと、脳から卵胞刺激ホルモン(FSH)が過剰に分泌されます。

それによって自律神経失調症に似た症状が現れる。

それが更年期障害です。

更年期の症状としてよくみられるのが、ホットフラッシュと呼ばれる、突然顔がカーツ と熱くなって汗が出る症状です。

それにめまい、耳鳴り、肩こり、頭痛、動悸、疲労感、不眠、イライラ、不安など。

更年期障害の治療として、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬療法があります。

ホルモン補充療法は、減少するエストロゲンなどのホルモンを少量補って、症状を緩和させるもの。

この時期の不調を効果的に改善できる治療法ですが、女性ホルモン過剰で起こる乳がん卵巣がん子宮体がんなどのリスクは上昇します。

そのほかに、対症療法の薬が処方されることもあります。

西洋医学では、頭痛がすればその痛みを止める薬を処方し、喉が痛いときにはその炎症を止める薬を処方するといった対症療法をしますが、
更年期障害の症状に対してもそうで、例えばイライラには精神安定剤、気分の落ち込みには抗うつ剤など、精神科や心療内科の薬で対症療法を行ないます。

それに対して漢方薬療法では、女性の心身全体を一つの生命体と考え、更年期の女性に合わせた処方で、自然治癒力を高める薬が処方されます。

いずれにしても、医師と患者さんとの相談で治療法を決めていくことが理想ですが、どんな治療法を得意とする医療機関かを調べてから来院することをオススメします。

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