女性の病気Q&A

乳がんは太っていると発見しづらいってホント?

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乳がんと脂肪細胞は、マンモグラフィで区別判断しづらい。

乳腺は脂肪組織です。太っているかどうかというよりも、若い女性で、乳腺が張っていると、マンモグラフィでの乳がん発見が難しいのは事実です。

乳腺は、マンモグラフィなどのX線写真には白く映し出されます。

そして、がん(脂肪腫は別)も白っぽく写るため、がんが乳腺の陰になって、見えにくいのです。

また、乳腺症などの良性の腫瘍やカルシウムが石灰化したものも白く写るので、その区別も難しくなります。

私たちのクリニックにも、20代、30代で乳がんになられた患者さんが来られることも珍しくありません。

すでに骨や脳に転移していることもあります。

これには間違いなく、私たちの今までの食生活が大きく関わっています。

普通に和食を食べている人でも、昭和30年頃の食事と比べて肉を15倍、卵を12倍、乳製品を25倍多く摂っていると言われます。

ということは、肉が大好き! 乳製品大好き! という人は、どれほど多く摂っているのでしょうか。

また、乳がんのもう一つの原因は冷えです。熱を産生する筋肉組織と違って、乳房は体の外にあり、冷たい脂肪組織です。

実際に乳房を触って、冷たいと感じる方は要注意です。

冷たいということは、「血流が悪い」ということ。

血液が体の中の各組織へ酸素や水、栄養を運び入れ、いらなくなった老廃物や二酸化炭素を排出します。

バイ菌やウイルス、がん細胞をやっつける白血球を運んでくるのも、血液なのです。

ですから、血液の流れが悪い=冷えているところ=病気になりやすいところです。

乳がんのリスクファクターのもう一つに、「出産経験なし」があります。

妊娠中に高濃度の女性ホルモンにさらされることで乳腺細胞の増殖が抑えられ、乳がんのリスクが下がると言われています。

また、授乳経験のない乳腺は、乳がんになりやすいことが知られています。

私は2人の娘を母乳で育てましたが、母乳を一生懸命作っているときの乳房は、乳腺が発達して大きくなりますが、それだけではなく、あることに気づいてびっくりしました。

触ってみると、ものすごく温かい! 乳腺に一生懸命、母乳の原料になる栄養や水を運ぶために乳房全体の血流が豊富になっているからです。

私はいこの授乳中の乳房の温かさ=血流のよい時期があることが重要と考えています。

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